2003年栗の履歴


果樹面積は2万5,300haで、前年産に比べて300ha(1%)減少した。10a当たり収量は99kgで、前年産を15%下回った。

これは、6月下旬以降の低温・日照不足の影響により生理的落きゅう(毬)が多く、結きゅう(毬)数が少なかったことによる。収穫量は2万5,100tで、前年産に比べて5,000t(17%)減少し、出荷量は1万7,300tで、前年産に比べて4,300t(20%)減少した。

収穫量の府県別割合をみると、茨城県が全国の20%熊本県が16%、愛媛県が9%となっている。

茨城県昨年比74%・熊本県昨年比92%。

(農林水産省より 平成14年産かき、くりの収穫量及び出荷量)

 

 当社の意見として、6月下旬以降の低温・日照不足の影響により早生栗は、収穫量が半分以下の超凶作。

生理的落きゅう(毬)が通常8月上旬までに終わるが 収穫期まで伸び収量予測が難しかった。

中生栗まで収量・品質とも近年では類を見ない位悪かった。

9月中旬の真夏並みの天気で晩生栗は、やや持ち直した。

統計情報では 茨城県は昨年比74%だが、近隣の栃木県・千葉県並みの64%が私としての意見です。

 

 

2003・9・7

今年は、栗が遅れると思いましたが予想外に早く出始めました。

しかし、早生栗は収量が少なくはずれのようです。

森早生・玉造はすでに終わり、丹沢も終盤です。

今年は、低温と日照不足がどのように影響するか、少し怖いところです。

 

2003・9・15

このところ、真夏並みの暑さです。

8月と9月の天気を取り替えて欲しいです。

大峰・国見は盛りを過ぎました。

もう少しすると、筑波や利平が出てきます。

昨年より5日くらい早く、数量は約半分です。

果実は、小さめしかも割れが多い。

 

2003・9・21

2週間の真夏並みの天気と日照りで収穫量は、ぱったりです。

2日前まで最高気温30度、今日は20度。今年の天気はどうなってるんだ?

先週もいいましたが、もういちど

もう少しすると、筑波や利平が出てきます。

今年の栗は、さっぱりわかりません。

1993年の冷夏のときより 状況は悪い。

 

2003・9・28

大峰の盛りから待つこと2週間。ずいぶん間が空きました。

昨日から筑波が盛りになりました。

利平も出てきてます。

収量は、相変わらず半分。

今週でピークは過ぎます。

 

2003・10・05

中生栗も終わりに近いです。ここのところ切れ目です。

今年の秋は、雨が少なくメリハリが無く ずるずると収穫期間が延びている。

もうすぐ石鎚が盛りに入ります。

 

2003・10・13

昨日・今日と久々の雨です。

最後の栗、岸根が 盛りです。

後1週間で、栗の収穫はほぼ終わります。

 

2003・10・19

栗の収穫はほぼ終わりました。農家の皆さんごくろうさまでした。

最後の品種岸根がぽろぽろとあるくらいでほとんどありません。