2019年栗の履歴


 (1) 結果樹面積は1万 7,800ha で、前年産 に比べ 500ha(3%)減少した。 これは、高齢化による労力不足に伴う 廃園があったこと等による。

 

 (2) 10a当たり収量は 88kg で、前年産に 比べ2kg(2%)下回った。

 

 (3) 収穫量は1万 5,700t、出荷量は1 万 2,500tで、前年産に比べそれぞれ 800t(5%)、500t(4%)減少した。

 

 (4) 都道府県別の収穫量割合は、茨城県が 20%、熊本県が 18%、愛媛県が9%、 岐阜県が5%、宮崎県が4%となってお り、この5県で全国の約6割を占めている。

 

 

(農林水産省より 令和元年産西洋梨、かき、くりの収穫量及び出荷量 令和2年4月14日公表)

 

当社の意見として

  茨城県は、2019年9月9日の台風15号で大被害。収穫量前年比70%、10a当り収量72%93kgと超凶作になりました。

日本一の座を 熊本県に譲ってしまうのかとヒヤヒヤしましたが 首の皮一枚 日本一の座を死守。

 平成30年冬から31年春まで 全く雨が無かったため 収穫が遅れると予想していましたが ここ数年で最も遅い収穫始まりになり 9月9日は 早生栗に対して台風15号は最悪のタイミング。早生栗は ほぼ壊滅状態。中生栗まで影響が続きました。ここまで収穫量昨年の半分以下。

 台風15号で一番被害の大きかったのは千葉県。昨年比54%。次が茨城県。

東日本は、前年割れ。西日本は豊作。

 

 つづいて、2019年10月12日関東地方や甲信地方、東北地方などで記録的な大雨、甚大な被害をもたらした令和元年東日本台風(台風19号)が 茨城県を直撃。晩生栗も壊滅か!?と思われたが 晩生栗にほとんど被害がなく豊作のようだ。

 

 晩生栗は、2018年も台風にあたっているが大丈夫だった。晩生栗は台風に強い!?

 

茨城県栗収穫量推移
茨城県栗収穫量推移
全国栗収穫量年度別推移
全国栗収穫量年度別推移
主要3県栗収穫量推移
主要3県栗収穫量推移