2000年栗の履歴


収穫量は、全国で昨年比11%減(26,700t)。茨城県で夏季の高温・少雨の影響により生理的落毬が多く結毬数が少なかったため。茨城県昨年比90.6%・熊本県昨年比74.2%(農林水産統計速報より)

 当社の意見として、5月・6月に雹が降るなど天候が不順だったため受粉不良で昨年より収穫量が減った。しかし夏季、充分な日照があったため品質は良好だった。

 

 

2000・9・3

今年も、栗の収穫が始まりました。昨年よりも2日遅いです。平年並みのスタートです。

今年はやや小粒の傾向です。ここ2週間雨が無く収穫量が増えません。

雨が降れば収穫がまとまってくると思います。早く雨が欲しい。

今獲れてる品種は、森早生・玉造・丹沢です。

 

2000.9.10

9月7日まで、収穫量がとても少なかったが9月7日の雨で9月8日からいきなり早生の盛りになった。

今とれているのは丹沢・出雲という品種です。これら栗は虫が少なく

煮上がりがきれいで栗おこわもきれいにできます。栗は好きだけど栗についている虫が嫌いだという人は

今が最適。買った栗はすぐに加工して食べるか残った場合は栗はわりとデリケートなので冷蔵庫で保存し

なるべく早く食べて下さい。

 

2000.9.17

早生栗はほぼ終わりました。今週は大峰と国見の週です。

早生と中生の端境期の栗です。

大峰は味が非常に美味しい栗ですが残念ながら非常に小さい。もうひとまわり大きかったら最高なのですが。

国見は非常に大きい栗ですが残念ながら非常にまずい。今の時期はとてもアンバランスです。

 

2000.9.24

今日は、夕方から雨です。この雨で大峰・国見はほぼ終わるでしょう。

これから、筑波や利平が出てきます。

 

2000.10.2

昨日から筑波が盛りになりました。

平年より遅れてます。今週でピークは過ぎます。

品質は上々です。

 

筑波は栗の代表選手です。味も良く大きさもまあまあなので人気があります。しかしスジムシ

(クリシギゾウムシの幼虫の俗称)がいるので困ります。煮上がりも少しくすんできます。

利平は、茹で栗として一番の評価をもらってます。市場価格も普通の栗の倍以上はします。

中生の栗なのにスジムシが少ない。身がかたいせいでしょうか?

ただし身がしっかり詰まっているので煮るのに時間がかかります。普通より30分は長めに。

良く煮ないとがりがりでおいしくなくなるので気をつけて。

当初の予想より栗は、大きいです。イガは小さいのですが、5月・6月の天候不順(雹が降ったりした。)

着花不良のようで一つ栗や二つ栗が多い。(正常は一つのイガに三つ)

 

2000.10.07

昨日から中生栗もほぼ終わりです。今日は切れ目です。

今年は、盛りと各品種の切れ目がはっきりしてます。

次回の雨より石鎚に入ります。明日は雨だそうで明後日には盛りに入ってきます。

 

2000.10.16

栗の収穫はほぼ終わりました。農家の皆さんごくろうさまでした。

最後の品種岸根がぽろぽろとあるくらいでほとんどありません。

 

2000.10.22

もう少しで栗の収穫もすっかり終わります。

昨年比入荷量は85%。昨年は並作だったため今年はやや不作というところ。